2016年6月24日

第9回期日・弁論準備手続のご報告

1 第9回期日(弁論準備手続)について
⑴ 平成28年6月17日午後2時30分より,名古屋地方裁判所において,第9回期日(弁論準備手続)が開かれました。
⑵ カネボウから,次の書類が提出されました。
平成28年6月17日付け第6準備書面

愛知弁護団は,これまでに,白斑被害については医学上一般的に承認された治療方法は見つかっていないこと,②カネボウ化粧品の使用を中止してから概ね1年以上症状が完治・治癒しない状態が継続していること,といった諸点を踏まえれば,法的にみて原告らの白斑症状は固定に至ったと解すべきであると主張しておりました。
今回のカネボウの第6準備書面は,上記主張に対する反論です。その概要は,①症状固定の有無及びその時期については,原告毎に症状の推移や治療経過等の個別具体的な事情を踏まえる必要があり,すべての原告について一律に使用中止から概ね1年以上経過したことをもって症状固定に至ったものとは解することできない,②白斑様症状に対する治療としては,紫外線治療,タクロリムス外用及びステロイド外用という医学的に承認された治療方法が存在している,というものです。

2 次回以降の予定
次回は,愛知弁護団から,症状固定についての証拠を提出する予定です。

3 今後の訴訟の進行について
次回以降の裁判の期日は,次のとおりです。
平成28年8月24日(水)  午前10時30分
平成28年10月14日(金) 午後4時30分
引き続き,弁論準備手続という,非公開の手続きで行われます。

愛知弁護団としては,今後も他地域の弁護団と情報交換しながら,早期解決・被害者の方々の救済に尽力する所存です。        

 以 上

2016年5月11日

第8回期日・弁論準備手続のご報告


1 第8回期日(弁論準備手続)について
⑴ 平成28年4月27日午前10時30分より,名古屋地方裁判所において,第8回期日(弁論準備手続)が開かれました。
⑵ 愛知弁護団は,次の書類を提出しました。
    ①平成28年4月20日付け第9準備書面
    ②証拠説明書
    ③証拠
①では,カネボウから提出されていた平成28年2月19日付け第4準備書面における「症状固定」時期に関する主張に対して,反論を行いました。
   反論の概要ですが,まず,カネボウは,第4準備書面において,紫外線治療などによって原告らの白斑症状が改善する可能性があるなどとし,少なくとも本件提訴時には原告らの症状固定は認められないと主張していました。これに対し,愛知弁護団は,①白斑被害については,医学上一般的に承認された治療方法は見つかっていないこと,②カネボウ化粧品の使用を中止してから概ね1年以上症状が完治・治癒しない状態が継続していること,といった諸点を踏まえれば,法的にみて原告らの白斑症状は固定に至ったと解すべきであると反論しました。症状固定したと認められなければ損害額が確定しません。そして,損害額が確定しなければ被害救済に至りません。そこで,愛知弁護団としては,上記のとおり反論しました。
   ③では,①の主張に関する専門家の見解や裁判例を証拠として提出しました。
⑶ カネボウからは,次の書類は提出されました。
   ①平成28年4月27日付け第5準備書面
   概要としては,愛知弁護団の平成28年2月9日付け第8準備書面における「欠陥」概念,「開発危険の抗弁」等の主張に対して,反論がされています。

2 次回以降の予定
次回は,カネボウより,今回の愛知弁護団による症状固定時期についての主張に対し,再反論がなされる予定です。

3 今後の訴訟の進行について
次回以降の裁判の期日は,次のとおりです。
平成28年6月17日(金)  午後2時30分
平成28年8月24日(水)  午前10時30分
引き続き,弁論準備手続という,非公開の手続で行われます。

愛知弁護団としては,今後も他地域の弁護団と情報交換しながら,早期解決・被害者の方々の救済に尽力する所存です。      

以 上

2016年2月29日

第7回期日・弁論準備手続のご報告


1 第7回期日(弁論準備手続)について
⑴ 平成28年2月19日午後4時より,名古屋地方裁判所において,第7回期日(弁論準備手続)が開かれました。
⑵ 愛知弁護団は,次の書類を提出しました。
   ①平成28年2月9日付け第8準備書面
   ②証拠説明書
   ③証拠
①では,カネボウから提出されていた平成27年10月7日付け第3準備書面のうち,⑴製造物責任法上の「欠陥」概念に関する主張,⑵開発危険の抗弁に関する主張に対して,反論を行いました。
概要として,⑴では,白斑症状の発症率等から,本件化粧品に「欠陥」があることが明らかであると主張しました。⑵では,ロドデノールの開発当時,すでに存在していた学術論文等から,カネボウによる開発危険の抗弁が成立しないことを主張しました。また,カネボウが行ったロドデノールに対する安全性実験について,実施時期や実施期間,対象人数等の事情から,不十分であったと主張しました。
 ③では,①の主張に関する学術論文や文献を証拠として提出しました。
⑶ カネボウからは,次の書類が提出されました。
①平成28年2月19日付け第4準備書面
②証拠説明書
③証拠
 概要として,①では,白斑の症状固定時期について主張がされています。

2 次回の予定
次回は,愛知弁護団より,白斑の症状固定時期について主張・反論を行う予定です。

3 今後の訴訟の進行について
次回以降の裁判の期日は,次のとおりです。
      平成28年4月27日(水)  午前10時30分
      平成28年6月17日(金)  午後2時30分
  引き続き,弁論準備手続という,一般の方には非公開の手続で行われます。

愛知弁護団としては,今後も他地域の弁護団と情報交換しながら,早期解決・被害者の方々の救済に尽力する所存です。

以 上

2015年12月22日

第6回期日・弁論準備手続のご報告


1 第6回期日(弁論準備手続)について
⑴ 平成27年12月18日午前10時30分より,名古屋地方裁判所において,第6回期日(弁論準備手続)が開かれました。
⑵ 愛知弁護団は,次の書類を提出しました。
   ①平成27年12月11日付け第6準備書面
   ②平成27年12月11日付け第7準備書面
   ③証拠説明書
   ④証拠
 ①では,カネボウから提出されていた平成27年6月5日付け第2準備書面のうち,後遺障害慰謝料が限定的にしか認められないとの主張に対して,反論を行いました。
 概要としては,カネボウが根拠とする通達は,精神的損害に対する補償を目的としたものではなく,本件白斑被害により生じた後遺障害慰謝料算定の基準とはなり得ないこと,後遺障害慰謝料を算定するにあたっては,本件白斑被害によって原告が被った不利益の特殊性が十分考慮されなければならないこと等を主張しました。
 ②では,カネボウから提出されていた平成27年6月5日付け第2準備書面のうち,個別の原告の損害主張に対してなされた反論,求釈明に対し,再反論を行いました。
 ④では,一部の原告の個別の損害を立証するための証拠等を追加提出しました。
⑶ カネボウから提出された主張書面,証拠等はありませんでした。

2 次回の予定
今回までで,原告の個別の損害についての主張及び立証は,概ね終了しました。次回は,愛知弁護団より,カネボウの法的責任が認められることについて,従前の主張を補足する主張を行う予定です。

3 今後の訴訟の進行について
次回以降の裁判の期日は,次のとおりです。
平成28年2月19日(金)  午後4時
平成28年4月27日(水)  午前10時30分
  引き続き,弁論準備手続という,一般の方には非公開の手続で行われます。

愛知弁護団としては,今後も他地域の弁護団と情報交換しながら,早期解決・被害者の方々の救済に尽力する所存です。

以 上